『九十九』は“自分らしい作品とは何か?”と、ここ数年迷い考えた末、やっと素直に描けたと実感した作品です。
ごく少数のスタッフと共にアイデアを出し合って作り上げました。
制作を終える度に作品が自分たちの手元を離れてどんどん突き進んで行ってくれる事を願って楽しみにしておりますが、今回ばかりは「どこまで行くんだー!!」とスタッフ皆で驚きつつも手放しで喜んでおります。
まさに“棚からぼた餅”状態です!
日本では短編作品はなかなか陽の目を見ることが難しく、制作も困難な状況の中、こうして『九十九』がノミネートされ注目される事をとても嬉しく思います。
来る3月2日の発表をちょっぴり怖さを感じつつ楽しみに待ちたいです。

2014年1月16日 森田修平